節約投資家テツです。
初めての投資は積立てNISAをオススメしますが、それでも資金に余裕があれば個別株やETFを始めてみるのも良いと思います。個別株よりETFの方が色々と安心感がありオススメです。
積立てNISAだけでは退屈な投資と感じるでしょう。高配当ETFに投資していると定期的にチャリンチャリンと資産が増えていき投資していると実感できると思います。楽しみながら資産形成ができるでしょう。
米国高配当ETFの3つを比較してみます。
VYM
バンガード米国高配当株式ETF
経費率0.06%
銘柄数 約400銘柄
配当回数 年4回
配当率 約3~4%
セクター別では、金融が全体の15.7%です。金融は、景気に左右されやすい傾向にありますが、ヘルスケア、消費財、公共事業は景気に左右されにくいセクターでVYMの割合を大きく占めているので長期的に保有して資産を築けるのではないでしょうか。
HDV
経費率0.08%
銘柄数 75銘柄
配当回数 年4回
配当率 約 3~4%
エネルギーセクターで全体の20%を占めています。エネルギーは景気や原油価格に左右されやすく現在は苦戦中ですが、今後の発展に期待したいですね。75銘柄と分散力はやや弱めですが、ヘルスケア、公共事業、生活必需品で約40%を占めディフェンス力もあると思います。また、HDVは日本人投資家にも人気の高い高配当ETFです。
SPYD
SPDEボートフォリオS&P500高配当株式
経費率 0.07%
銘柄数 80銘柄
配当回数 年4回
配当率 約 5~6%
S&P500の配当利回りの高い上位80銘柄の各1~2%均等に投資されているETFです。
設定年が2015年と浅く総資産額も少ないのが現状です。コロナショックで大幅に下落しています。景気には敏感に反応するETFなのでしょう。不動産、金融、エネルギー…が大きく割合を占めています。セクターに偏りがあるため配当率だけでSPYDに全財産をぶち込むのはリスクがあることを理解しましょう。
株価の下落もあり配当率も高くなっています。1株の価格も約29ドルと買いやすい価格ではあります。今後回復すれば高配当とリターンで大きく利益を伸ばせる可能性はあります。
高配当ETFは定期的に配当金が入ることはとても嬉しいですね。年間リターンをみてみましょう。
緑 VOO 青 VYM 赤 HDV 橙 SPYD
2015~2020年の平均リターンは
VOO 約13.1%
VYM 約7.5%
HDV 約5.7%
SPYD 約3.3%
コロナショックでの下落が大きいかったことと、その後の回復が遅れていることでリターンはS&P500(VOO)に大きく離されています。好みによりますが、リターンを狙いたいのであればVOOやVTIに投資するとよいでしょう。
下落しても配当金が入るのは精神的にも安心感はあります。
高配当投資とグロース株への投資どちらが正しいとかはありません。自分に合ったスタイルで楽しみながら資産形成を行っていけば良いのではないでしょうか。
・あくまで投資は自己責任で
↓高配当投資の知識を身に着けよう↓